こんにちは、管理栄養士ライターのあんでぃです。
見ただけでも口の中に唾液が出てくる梅干しや梅酢。
これは、体を強い酸から守るための自然な反応とされています。
そして、梅干しや梅酢の強い酸味は主にクエン酸に由来しています。
そこでこの記事では、
- 梅干しや梅酢に含まれるクエン酸について
- クエン酸が持つ健康効果
- 【夏場におすすめ】疲労回復に役立つ梅干し・梅酢のレシピ
について紹介します。
梅干しや梅酢でクエン酸を意識的に摂っていきたい方向けの記事となってますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
管理栄養士として病院で3年半勤務後「正しい栄養の情報をより多くの人に届けたい」という思いでライターへ転身。得意分野である栄養・健康管理に関する記事を中心に執筆活動をしている。動物園と相撲が好き。
Twitter:@andou0827
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梅干しや梅酢の酸味成分はクエン酸に由来!
クエン酸は、酸味成分の一種であり、酸っぱい食品に豊富に含まれています。
梅干し・梅酢はもちろん、レモンやみかんなどの柑橘類にも多く含まれていることから、「酸っぱい食品といえばクエン酸」と思い浮かぶ人も多いでしょう。
実際に、梅干し・梅酢の酸っぱさは、
- クエン酸
- リンゴ酸
の2種類の酸味成分(有機酸)に由来するとされています。
ちなみに、クエン酸の強い酸性成分は、アルカリ成分の汚れを落とすのにも適しています。最近では、水あかや手あかなどのアルカリ性の汚れを落とすのに使われたり、衣服の黄ばみ防止として衣服用洗剤などにもクエン酸が含まれていることがあります。
梅干し・梅酢のクエン酸含有量
梅干しや梅酢にクエン酸がどれくらい含まれているか気になる方もいますよね。
結論から言うと、梅干しのクエン酸含有量は、通常100グラムあたり3〜4グラム程度とされています。
梅干しの乾燥状態や含まれる塩分量によって多少変動することがありますが、概ねこの範囲内に収まるでしょう。
梅干しの種類や製造方法、漬け込み期間などによって変わってきます。
また、梅酢の場合は通常2%から5%のクエン酸が含まれています。
100mlあたり2〜5グラムほどになるわけですね。
クエン酸の1日あたりの推奨摂取量については、特に公式なガイドラインがあるわけではありません。
ただし、サプリメントや特定の健康目的で摂取する場合、通常の摂取量としては1日あたり1〜2グラムが推奨されることが多いです。
梅干しや梅酢を日頃の食事に取り入れていれば、こうしたサプリメントに頼らなくても、十分にクエン酸を摂取できる可能性があります。
梅干し・梅酢に含まれるクエン酸による効果
クエン酸を摂取することによって得られる効果として、以下があります。
- 疲労回復
- 抗菌・抗ウイルス効果
1つずつ、詳しく見ていきましょう!
疲労回復
クエン酸は、疲労物質である「乳酸」の濃度を低下させる作用が知られており、疲労回復効果が期待できます。
例えば、1日中子どもと遊び回ったりスポーツをし続けたりした際
- 体が重い
- 腕が動かしにくい
- 足がガタガタする
と感じることはないでしょうか?
そんな時は、体に乳酸がたまりすぎている状態かもしれません。
梅干し・梅酢に含まれているクエン酸には「乳酸分解をサポートして体内の乳酸の濃度を下げる働きがある」とされています。
疲労困憊時には、梅干しや梅酢を意識的に摂取することで、楽になれる可能性があります。
抗菌効果
クエン酸は、「有機酸」と呼ばれる酸性の有機化合物の仲間です。
有機酸には、食中毒菌であるサルモネラ菌の増殖を抑える働きがあるとされているため、高い抗菌効果が期待できます。
梅干しや梅酢には、クエン酸以外にも
- リンゴ酸
- コハク酸
など複数の有機酸が豊富に含まれています。
お腹の調子が悪いときには、梅干しや梅酢を食べることで、回復に結びつくかもしれません。
梅干し・梅酢が持つ健康効果
梅干しや梅酢には、クエン酸以外にも
- ビタミン
- ミネラル
- ポリフェノール
- バニリン
- 食物繊維
といった、数多くの健康成分が含まれています。
そのため、梅干し・梅酢を摂取することで、上記で紹介した疲労回復や抗菌以外の効果も期待できます。
詳しくは以下の別記事でまとめてますので、あわせてチェックしてみてださいね!
【夏場におすすめ】疲労回復に役立つ梅干し・梅酢のレシピ
クエン酸は疲労回復効果が期待できることから、夏バテにも効果があります。
ここからは、夏場におすすめの疲労回復に役立つ梅干し・梅酢を使ったレシピを紹介します!
梅きゅうりのおかかポン酢和え
梅きゅうりのおかかポン酢和えは、時間のない時でもサクッと作れる簡単レシピです。
低カロリーなので、夏バテで食欲があまり湧かない時にも食べやすいですし、ダイエット中の食事にもおすすめです!
材料
- きゅうり 1本
- 梅干し 1個
- A かつお節 3g
- A ポン酢 小さじ2
- A 白ごま 小さじ2
作り方
- きゅうりのへたを取ってビニール袋に入れ、きゅうりをつぶす
- ビニール袋の中で食べやすい大きさにちぎる
- 種を取り除いた梅干しをビニール袋の中にいれて、よくもむ
- 3を大きめの器に取り出し、Aをすべて入れて和える
- 完成
梅酢でさっぱり!豚の生姜焼き
醤油の代わりに梅酢を使ってアレンジした豚の生姜焼きです。
豚肉はビタミンBが豊富に含まれていて、疲労回復効果があることから、暑い夏場にもおすすめ。
クエン酸が豊富に含まれる梅酢と組み合わせることで、さらに効果を期待できるでしょう!
醤油ベースのタレが定番の生姜焼きも、梅酢を使うことであっさりと楽しめ、生姜の風味ともマッチしてさっぱりとした後味となります。
シンプルなレシピなので、手軽に試してみてください!
材料(2人前)
- 豚バラ肉 200g
- 玉ねぎ 1/2個
- A 梅酢 大さじ1
- A おろし生姜 大さじ1
- A しょうゆ 小さじ1
- A みりん 大さじ1
- A お酒 大さじ
作り方
- 玉ねぎは5mm幅、豚ばら肉は食べやすい大きさに切っておく
- フライパンに油を引き、玉ねぎを中火で炒める
- しんなりしてきたら豚バラ肉を加え、火が通るまで中火で炒める。
- 豚肉に火が通ったら【A】を合わせて、全量加える。強火で1分ほど炒める
- 完成
梅酢レモンソーダ
お腹がいっぱいなときや、固形物がNGの際には、こちらの梅酢レモンソーダもおすすめ。
梅酢の塩気とレモンの爽やかさが相まって、ガブガブと飲めてしまう爽快な味になります。
汗で失われてしまうミネラルも豊富に含まれているので、熱中症対策にも最適です。
材料(2人前)
- 梅酢 小さじ2/1
- 梅シロップ 小さじ1(なければガムシロップで代用可)
- レモン 輪切り一切れ
- ソーダ 200ml
- 氷 お好みで
作り方
- 氷を入れたグラスに梅酢と梅シロップを入れる。
- 炭酸水を加え、スプーンなどで優しく混ぜる
- 輪切りのレモンを添えれば完成!レモン汁をたっぷり絞ってもさっぱりおいしい!
まとめ
梅干しや梅酢の強い酸味は、クエン酸に代表される「有機酸」に由来しています。
クエン酸は疲労回復効果が期待できることから、運動後や夏バテのときには積極的に摂るといいでしょう。
特有の酸味を持つ梅干し・梅酢は、美味しいだけでなく、私たちの体にメリットとなる健康効果を多くもたらしてくれます。
梅ボーイズの通販はもちろん、お近くのスーパーやコンビニでも販売されているため、気軽に取り入れることができますよ。
ただし、1度に食べ過ぎて塩分過多にならないようにだけしてくださいね。
ご自身にあった摂取量が気になる方は、かかりつけの医師や管理栄養士に相談してみてください!
また、ご家庭で梅干しや梅シロップを作ったり、梅酢を調味料として使って料理をアレンジするのも楽しいです。
梅ボーイズでは、そうした梅仕事の情報発信も当サイトやYouTubeなどでしてますので、ぜひこの機会にチェックしてみてください!
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