こんにちは、管理栄養士ライターのあんでぃです。
梅干しや梅酢に含まれているバニリンという成分。
「脂肪燃焼効果があり、ダイエットに役立つ」として近年テレビやメディアなどでも取り上げられ、注目されています。
そこで、この記事では
- バニリンの概要と効果
- 梅干しや梅酢が持つ、脂肪燃焼以外の健康効果
について解説します。
バニリンの効果とそのメカニズムについて詳しく解説し、日常生活に取り入れる方法を紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
管理栄養士として病院で3年半勤務後「正しい栄養の情報をより多くの人に届けたい」という思いでライターへ転身。得意分野である栄養・健康管理に関する記事を中心に執筆活動をしている。動物園と相撲が好き。
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梅に含まれるバニリンはバニラの香りの主成分!
そもそもバニリンとは、バニラビーンズから得られる香料のことであり、バニラの香りの主成分でもあります。
酸味の強い梅干しに、バニラのあの甘い匂いが含まれているとは驚きですよね!
バニリンは、主に香りづけの目的で昔から
- 洋菓子
- 化粧品
- 医薬品
などに用いられており、近年では脂肪燃焼効果が注目されはじめてますます需要が高まっています。
しかしながら、バニラビーンズを除くと、バニリンが含まれている食品はあまり存在していません。
そんななか、梅干しや梅酢はバニリンを手軽に摂取できる貴重な食品と言えるでしょう。
バニリンが持つ「脂肪燃焼効果」について
梅干しや梅酢に含まれるバニリンですが、摂取することで特に脂肪燃焼効果が期待できます。
紀州梅効能研究会が発表している研究によると、梅干しを毎日食べている人は、食べていない人と比べてBMI値(肥満度を表す値)が低い傾向にあるとされています。
その後、脂肪細胞の培養細胞を使用した研究では「バニリンに脂肪細胞に刺激を与える作用があること」が判明しました。
小腸で吸収されたバニリンが、脂肪を蓄えている脂肪細胞に刺激を与えることで、体重減少が期待できます。
また、バニリン以外にも
- シリンガ酸
- プロトカテクアルデヒド
- リオニレシノール
などがアレルギー反応に関与する肥満細胞の動きを抑制することから、アレルギー症状の予防や改善効果が示されています。
梅は加熱するとさらにバニリンが増加する!
ちなみに梅には、バニリン以外にバニリングルコシドという物質も含まれています。
この成分は、加熱するとバニリンに変化するとされてます。
なので、梅干しや梅酢を加熱することで、より高い脂肪燃焼効果が期待できるでしょう。
実際にある実験では、体重100kgの男性に4ヶ月にわたり梅干しを食べ続けてもらったところ「16㎏の減量に成功し、その後もリバウンドは見られなかった」という結果が出ているそうです。
例えば、梅干しを加熱して「焼き梅干し」にすることで、より脂肪燃焼効果が高まり効果的なダイエットに繋がることでしょう!
梅干し・梅酢のその他の健康効果
バニリンによる脂肪燃焼効果以外にも、梅干しや梅酢には以下の健康効果があります。
- 抗菌・抗ウイルス効果
- 整腸作用
- 抗酸化作用
- 胃がん予防
- 抗酸化作用
詳しくは別記事で解説してますので、あわせてチェックしてみてください!
まとめ
梅干しや梅酢に含まれる「バニリン」には、脂肪を燃焼する作用があり、ダイエット効果が期待できます。
梅干しや梅酢なら、少量で手軽に摂取できるため、忙しい方でも習慣化しやすいでしょう。
梅干しは熱を加えることでバニリン量がさらに増加するので、「焼き梅干し」にして食べるとなお良いです。
ただし、いくら脂肪燃焼効果があるからといって、大量に摂取することはNGです。
食べ過ぎると塩分過多になり、最悪のケースでは高血圧や動脈硬化などを引き起こす可能性があります。
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、塩分摂取の目標量として、成人男性で7.5g/日、女性で6.5gとされています。
梅干しであれば1日1〜2粒、梅酢であれば大さじ1杯程度にし、塩分の過剰摂取にならないように注意しましょう。
ちょうど良い量を意識して健康管理をしつつ、ダイエットなどに役立ててみてくださいね!
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