こんにちは、梅ボーイズの山本将志郎(@umeboys_2019)です!
今回は、梅干しの保存方法について解説していきます。
梅仕事の時期になるとご家庭で梅干し作りをされる方も多いと思いますが、作った梅干しはしっかり保存しておきたいですよね。
ですが、「せっかく作った梅干しがカビたり腐ったりしないか心配」という方も多いのではないでしょうか?
加えて、「梅干しは常温保存できるのか、それとも冷蔵保存すべきか」、また「保存容器はどれを選べばいいのかわからない」という方も多いのではないかと思います。
そこで、この記事では
- 梅干しの保存方法や手順
- 梅干しを保存する際におすすめの容器
- 梅干しを保存するうえで知っておきたい注意点
について詳しく解説してきますので、ぜひ参考にしてみてください!
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梅ボーイズのリーダーで、和歌山県みなべ町で5代続く梅農家の三男。梅本来の味を生かした梅干しを後世に残すため、塩と紫蘇だけで漬ける梅干し屋を令和元年に創業。
梅干しを保存する手順
まずは、梅干しを保存する手順について解説していきます。
用意するものは以下の通り。
- 梅干し(天日干ししたもの)
- 保存容器(金属製でないもの)
基本的には、以下の保存方法をしっかり守れば長期間の保存ができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
手順はとてもシンプルですが、注意点がいくつかありますのでお気をつけください!
手順①:保存容器を熱湯で殺菌する
まずは、梅干しの保存に用いる容器を熱湯消毒し、よく乾かしましょう。
こちらの工程は、梅干しを長期間保存させるためにとっても重要です。
おすすめの容器は、密閉できる金属製でないものになります(詳細は後述)。
手順②:梅干しを容器に移し、蓋をしたら完了
あとは、梅干しを手順①を行ったあとの容器に移したら完了です。
しっかりと蓋をして、保管しましょう!
正しい保管方法は梅干しの塩分濃度によって変わってきますので、ご注意ください!
後ほど詳しく解説していますので、あわせてご参考くださいね。
梅干しの保存でおすすめの容器と注意点
続いて、梅干しの保存に適した容器について紹介します!
梅干しの保存でおすすめの容器は、密閉できる金属製でないものとなります。
具体的には、以下写真のようなプラスチック製のタッパーなんかがおすすめです。
もしくは、以下写真のようなガラス製の容器もおすすめの1つになります。
ちなみに、密閉できる容器を選ぶべき理由は、梅干しの水分が抜けにくくカピカピの状態になりにくいからですね。
いっぽう、注意点としては以下がありますので、こちらもぜひ参考いただければと思います!
注意点①:容器や蓋が金属製の容器は全くおすすめできない
まずは、金属製の容器(アルミやステンレスも含む)は全くおすすめできません…!
というのも、梅干しの酸によって金属が錆びてしまうからです。
場合によっては、錆が剥がれて梅干しに付着してしまうこともあるので、ご注意ください。
容器が金属製のものはもちろん、蓋が金属のものもNGとなります。
金属が一切使われてない容器を選ぶようにしましょう。
注意点②:密閉できない容器は長期保存に向かない
また、密閉できない容器は長期保存には向かないので、その点もご注意ください!
上部に蓋をするだけの、陶器やホーロー鍋などがこちらに該当します。
特に陶器は見栄えがいいので選びたい方も多いかと思いますが、長期保存には向きませんのでご注意ください…。
ただし、陶器やホーロー鍋は梅干しの保存に絶対にNGというわけではありません!
すぐに梅干しを食べ切るのであれば、保存容器に選んで問題はありませんので、ご安心くださいね。
目安として、1ヶ月程度の保存期間であれば密閉できない容器でも問題はないです。
それ以上の期間保存される際は、密閉できる容器を選んでください!
注意点③:天日干し直後の梅干しは常温まで冷ましてから蓋をしよう
天日干し直後の梅干しを保存容器に入れる際は、常温まで冷ましてから蓋をするようにしましょう。
熱い状態で蓋をすると蓋に水滴が付いてしまい、カビの原因になってしまいます。
必ず熱を冷ましてから蓋をするようにしてくださいね。
梅干しは常温保存できる? それとも冷蔵保存するべき?
梅干しは常温保存できるのか、それとも冷蔵保存するべきかといった質問もよくいただきます。
結論から言うと、梅干しは常温保存できる場合とできない場合があり、塩分濃度によってそれが決まります。
以下で詳しく解説していきますね!
塩分濃度が15%以上なら冷暗所で常温保存が可能!
梅干しの塩分濃度が15%以上の場合は、日の当たらない涼しい場所での常温保存ができます。
塩分濃度は梅干し作りをした際の梅と塩の量によって決まり、例えば1kgの梅に対し200gの塩を使った際は、20%の塩分濃度になります。
塩分濃度が15%以上の梅干しは、基本的に常温でずっと保存ができるのでご安心ください!
ただし、常温保存をした場合は梅干しの色褪せが早く進行します。味や品質に基本的に問題はありませんが、見栄えが気になる方は塩分濃度が15%以上の梅干しも冷蔵保存するほうが長く色褪せないのでおすすめです。
塩分濃度が15%未満なら冷蔵保存が推奨
反対に、塩分濃度が15%未満の場合は、問答無用で冷蔵保存をするようにしましょう。
その理由は、塩分濃度が15%を超えるとほとんどの細菌は繁殖ができなくなるからです。
15%未満だと一部の細菌は常温環境での活動ができてしまうため、「15%未満はとりあえず冷蔵保存!」という判断をすると安心ですね。
減塩梅干しや、はちみつを使った梅干し作りでできた梅酢は塩分濃度が15%未満になることがほとんどですので、冷蔵保存がおすすめです。
梅干しの保存でよくある質問
梅干しの保存について、よくいただく質問を以下にまとめました。
まとめ
今回は、梅干しの保存方法について解説しました。
梅干しを保存する際は、
- 容器をしっかり熱湯消毒する
- 金属製の容器を使わない
- 天日干し直後の梅干しは常温まで冷ましてから容器の蓋をする
- 塩分濃度が15%未満なら冷蔵保存
を徹底するようにしましょう。
土鍋やホーロー鍋など密閉できない容器は長期保存には向かないので、こちらも注意してくださいね。
梅干しに含まれるクエン酸は疲労回復効果があるため、特に夏バテ対策に最適ですが、梅仕事が好きな方なら季節関係なく料理のお供として楽しみたいですよね。
今回紹介した適切な保存方法で、長く楽しめるようにしていただけたらとても嬉しいです!
そして、僕が代表をしている梅ボーイズでは塩と紫蘇だけで漬ける甘くない梅干しや、美味しい梅酢などを開発・販売しております。
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