こんにちは、梅ボーイズの山本将志郎(@umeboys_2019)です!
今回は、梅干し作りに向いているお塩について紹介していきます。
梅干し作りの時期になるとご家庭で梅干し作りをされる方も多いと思いますが、どんなお塩を選べばいいのか、けっこう悩みますよね。
梅干しは素材が梅と塩のみのシンプルな食べ物なので、梅によって味が変わりますが、塩によっても同様に味が変わります。
なので、梅干しを作る際は、梅干しとの相性がよく、より味の良さを引き立ててくれる塩選びが重要です。
そこでこの記事では、
- 梅干し作りのおすすめの塩はどんなものかと、その理由
- 実際に食べ比べしてみたなかで、1番おすすめだった塩の種類
について解説してきますので、ぜひ参考にしてみてください!
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梅ボーイズのリーダーで、和歌山県みなべ町で5代続く梅農家の三男。梅本来の味を生かした梅干しを後世に残すため、塩と紫蘇だけで漬ける梅干し屋を令和元年に創業。
梅干し作りにおすすめの塩は天然塩!その理由は2つ!
まず先に、梅干し作りにおすすめの塩の種類について紹介しますね。
結論から言いますと、天然塩がおすすめです。
その理由は、以下があげられます。
理由①:ミネラルが豊富
天然塩とはその名の通り、海水や地下水などから採取される天然由来の塩のこと。
そのため、ミネラル成分が多く含まれていて、それらが梅干しの味や栄養価を引き立ててくれます。
これに対し、精製塩はミネラル分が除去されていることが多く、梅干し作りには不向きと言えます。
理由②:味が豊かである
天然塩は、ミネラルや微量元素が含まれているため、味が豊かでコクがあるとされています。
そのため、梅干しの風味を引き立てる効果も期待できますよ。
上記の理由から、梅干し作りの際に選ぶ塩は、天然塩がおすすめです。
注意点:全ての天然塩が梅干し作りに向いているわけではない
ただし、天然塩にもたくさんの種類があり、種類によって塩分濃度やミネラル分の含有量もさまざまです。
そのため、天然塩だからどの塩を梅干し作りに使ってもいいとは限りませんので、その点は注意しましょう。
梅干しを作る際は、梅が腐らないようにするために、一定以上の保存性を保つことが求められます。
塩の専門家の意見としては、85%以上の塩化ナトリウム純度が梅干しの保存性を保つために必要とのこと。
そのため、その数値を超えている比較的しょっぱい天然塩を選ぶのがおすすめと言えるでしょう。
塩化ナトリウム純度とは?
食塩に含まれる塩化ナトリウムの割合を示す指標のこと。たとえば、塩化ナトリウム純度が99%の食塩とは、100g中に塩化ナトリウムが99g含まれていることを意味します。純度が高いほど、食塩中に含まれる不純物の割合が低くなります。
塩分濃度との違い
「塩分濃度」とは、ある溶液中の塩分の量を示す指標のこと。たとえば、1000gの溶液中に10gの塩分が含まれている場合、塩分濃度は1%となります。なので、塩化ナトリウム純度と塩分濃度は異なる概念になります。
例にあげると、天然塩として有名な沖縄の「雪塩」はミネラル分が豊富ないっぽう、塩化ナトリウム純度は73%と低いため、梅干し作りにはあまり向かない天然塩と言えますね。
精製塩が梅干し作りに向かない2つの理由
梅干し作りに向いているお塩は天然塩と解説しました。
一方で、精製塩は梅干し作りには不向きな場合があります。
その理由は以下があげられます。
理由①:ミネラル分が除去されている
精製塩は、加工される過程によって、ミネラル分が取り除かれていることが多いです。
なので、梅干しにとって必要な栄養素まで除かれている可能性があります。
特に、
- マグネシウム
- カルシウム
- 亜鉛
- 鉄
といったミネラル分は、梅干しの発酵過程において重要な役割を果たすので、精製塩を使用すると梅干しの品質や栄養価が低くなる場合があります。
理由②:添加物が含まれている
精製塩には、
- 流通安定剤
- 抗凝固剤
などの添加物が含まれていることがあります。
これらの添加物は、梅干しの品質を悪化させる可能性があるので、こうした添加物がそもそも含まれていない天然塩のほうがおすすめです。
5種類の天然塩で梅干しの漬け比べ・食べ比べをしてみた!
実際に、産地や製法が異なる5種類の天然塩で、梅の漬け比べをしてみました。
そして、できあがった梅干しの食べ比べもしてみたので、その結果1番どの天然塩がおすすめだったかを紹介していきます。
今回は、以下5種類の塩で比較してみました!
- 和歌山の海水塩(熊野黒潮本舗)
- 青い海(沖縄県糸満市産)
- ゲランドの塩(フランス、ブルターニュ地方産)
- ヒマラヤ岩塩
- 山本将志郎ブレンド(梅塩、岩塩、海水塩など5種類)
漬け比べしたとき、食べ比べしてみたときの実際の様子は動画のほうがわかりやすいかと思うので、YouTubeのほうをぜひご参考くださいませ!
▼漬け比べ編
▼食べ比べ編
気になる結果は、このときの食べ比べで僕が1番美味しいと感じたのは「青い海(沖縄産)」でした。
和歌山県民としては、「和歌山の海水塩」を選びたかったんですが、青い海さん結構やりますわ…。
(ちなみに妹のみゆは和歌山のほうを1番に選んだので、余計に悔しい)
総括として、やはり海水由来の天然塩(海水塩)は比較的まろやかな味つけになり、梅干しとの相性が抜群だと思いました。
ただ、結果的にどの塩で漬けた梅干しも美味しかったですね!
ゲランドの塩やヒマラヤの岩塩、そして山本将志郎ブレンドも決して悪くはなく、むしろ個性的な風味があったりとそれはそれで良さがありました。
みなさんも、梅干しを作る際は試しにいろんなお塩で漬けてみて、自分だけの梅干し向きお塩を見つけてみてください!
まとめ
今回は、梅干し作りに向いているお塩について解説しました。
塩化ナトリウム純度が85%以上の天然塩が、美味しくて健康的な梅干しに仕上がりやすいので、おすすめですね。
そして実際に漬けて食べ比べしてみた結果、海水由来の天然塩(海水塩)が梅ボーイズ的には1番美味しいと感じましたので、ぜひご家庭での梅干し作りの参考にしてみてくださいね!
そして、僕が代表をしている梅ボーイズでは塩と紫蘇だけで漬ける甘くない梅干しや、美味しい梅酢などを開発・販売しております。
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